
「あの頃はいつ行っても誰かいて、いつでも誰かと走ることができました。」
当時の大垂水峠の思い出話です。
「いつも自分よりちょっと速い人を選んで一緒に走っていました。人はいつでもいっぱいいたから選び放題w」
最速の会とかチームがあったりしたんですよね?
「そうですね、速い人でチーム作ってよその峠に遠征したりしてました。みんな大垂水を走っている、てことに誇りを持っていました。」

「23歳で就職したころ一度バイクを降りました。」
仕事が理由で降りたんですか?
「いえ、実を言えばみんながサーキットに行くようになり、タイムを刻むことに夢中になったりレースに出るようになったりしていったんです。でも自分はそう言うのが楽しくはなかったんです。」
なるほど・・・
「で、その後海外に行ってバイクは空白の時間があって。日本に戻った所で友人にNSRを譲ってもらってリターンしたんです。」
あ、その頃はまたNSRだったんですか。

「その時はNSRが楽しかったんですけど、奥多摩を走るようになって浦島太郎の気分でした。」
そか、バイクがガラッと変わってしまっていたんですね。
「そうです、現行の大型があんなに速いとは知らなくてショックを受けました。それにNSRを維持するのが大変で、段々とまた熱が冷めてしまいました。」
またしばらくブランクですか。
「そうですね、2年ぐらいは年一回ぐらいしか乗りませんでした。」
その後は?
「また別の友人からGSX-R1000を譲ってもらったんです。それに乗ったらもう楽しくて。」

「そのGSXRでパワーがありすぎて怖いのをどう使うかが楽しくなりました。」
現行の大型の楽しさを知ったわけですね。
「はい。それで、ある日ナナデビさんとツーリングに行ったんです。その時はあの黄色いモンスターでした。」
はいはい、良く存じております(。・ω・)ノ゙
「その時に交換して乗ってみたんです。はっきり言って振動はヒドイし性能は国産の方がいいはずなのに。」
はずなのに?
「その時の楽しさが忘れられなくなりました。」

「そこでナナデビさんのモンスターに近いフィーリングのものを探したんです。本当は空冷が良かったんですが。」
ナナデビさんのは初期のものですもんね。
「でも今はこれで満足しています。正直GSX-Rよりこっちの方が速く走れますw」
こっちの方が自分にフィットしたんですねw
「やっぱりスタイルとかも重視しますけど、こう言うネイキッドの方が自分は好きです。」

「999と同じエンジンだけど、こっちの方が低中回転域を強くしてありますから、峠走るならこっちの方が楽しいですね。」
大垂水さんは身長166センチ、足つきは問題なしとのこと。
排気量996cc
水冷4バルブエンジン
最大出力は86.1kW/117ps
片持ち式スイングアーム、右2本出しマフラー。
これで170キロの軽量級、楽しいだろうなあ(´∀`)

「もしも次に何か買うことがあるとしても、このバイクはずっと持っていると思います。」
一度乗って忘れられなくなったモンスター。
「自分じゃ何も整備できないし、第一海外のバイクなんて興味なかったんですけど(笑)」
一発で惚れちゃったんじゃしょうがないですねw
「はい、今は一生付き合える相棒だと思ってます(^∇^)!」
惚気まくり~w
いかがでしたでしょうか?
今回はバイクのお話とあわせて、かつての大垂水峠の思い出をお聞かせいただきました。
大垂水さん、ありがとうございました。
冬の間にキッチリ整備して、また次のシーズンにお会いしましょうね(^◇^)![音譜]()

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